侵入する子ども

侵入する子ども

つかまり立ちができるようになった頃から、移動範囲が大幅に広がり、むやみに目を離せないようになりました。

一般的に乳幼児が入らないように柵などを設ける場所としては
・キッチン
・階段
・浴室
・テレビ付近
・暖房付近
等があるかと思います。

我が家の場合はマンションなので階段は無く、暖房はエアコンだったのでテレビ周り、キッチン、浴室について考えることになりました。

まず、テレビですが10ヶ月ころからテレビ廻りの危機が被害に遭うようになりました。


サウンドバーが薄いタイプだったのでしなるほどに揺らされ、テレビは手のあとだらけになりました。

そこで、ひとまず乗り越えられなさそうな山を作るところから始めました。


こんな簡易な方法でもある程度の期間は持ちこたえることができましたが、乗り越えられるも時間の問題なので、12ヶ月目にベビーベッドを卒業するタイミングでベビーベッドがテレビ台になりました。


最近まで自分が寝ていた場所にテレビが鎮座することにやや不服そうでしたが、全く手が届かないとわかりテレビへの執着は次第に落ち着いていきました。

ベビーベッドテレビ台は防御としては完璧でしたが、いかんせん奥行きがありすぎてただでさえ狭い家がより狭くなるという欠点がありました。

17ヶ月目くらいの頃に、ベビーベッドを使いたいという声がかかったのでベビーベッドテレビ台を卒業することになり、次はどうしようかとなったのですが、テレビへの執着は減っていたものの、また低い場所に置くと元の木阿弥になりそうなので少し高い台を探し、おもちゃ棚兼テレビ台となるようなヒノキの木栓留めの古い棚を購入しました。

余談ですが、この棚は国立のLET ‘EM INというお店で見つけたもので、このお店はなかなか良いものが比較的お手頃価格で出ることがあるのでオススメです。


棚が薄くてテレビが高い場所にあるため、地震などで倒れるおそれがあるので、ちょうどよく付いていたピクチャーレールからワイヤーで控えを取るようにしておきましたが。

結果的に高いところにあるテレビに対しての攻撃は行われず平穏な日々を過ごすことができました。

副産物としてこの高さのテレビが思いのほか見やすいと気づき、その後設計することになった自宅でも高めの設置となっています。


新居に引っ越した頃はもう4歳間近だったので、むやみにさわるようなことはありませんでしたが、スピーカーやレコーダーなどは絶対手の届かない場所にしておくと心が休まるのでテレビの上に棚を設けました。

続いてキッチンですが、我が家はそれほど油が跳ねるような料理をすることもなく包丁類も高いところに置いていたのでそれほど侵入を気にすることもなかったのですが、料理中に入ってこられるとやはり多少は気が散るので軽めのバリケードを設けました。

ポイントは親が通る時にあまり面倒くさくないようにするということで、まずはまたげるくらいのものとしてベンチを置いてみました。


12ヶ月の頃はこのくらいでじゅうぶんかと思いましたが、間もなくベンチを自力で動かして入るようになり、次の手段は重さで対抗することになり


ウォーターサーバーの予備タンクでバリケードを設けました。

開口幅に対して微妙に3本は入らなかったので真ん中が空いているため、ハイハイで簡単に突破できるのですが、やけくそで真ん中に吊るした顔が意外にも効果抜群でしばらくは入ってきませんでした。

17ヶ月目くらいになると何故か下からは攻めずに上から乗り越えようとするようになりました。


しばらくは足が短いので乗り越えられずにいたのですが、2歳が近づくにつれ乗り越えられるようになり、ほぼバリケードは無効化されました。


ただ、この頃にはだいぶ子どもの扱いにも慣れ、一瞬で入ってこなければまあいいかくらいな気持ちになっており、これ以上バリケードを進化することはせずに終わりました。

浴室についてはお湯を張りっぱなしにするという習慣がないために特に何もせずでした。

振り返ってみると、バリケードの類は必要性や対処方法がわりと速いテンポで変わっていくので、だいたいはその時に合わせて間に合せでの対処で良いように思え、予め付けるとしたら階段等の転落する恐れのある場所くらいで良いのではないでしょうか。

これ以降でバリケード的なものとしては、トイレの表示錠を外から開ける方法を覚えてしまい、落ち着いて用を足せないという状況になったために新居では外から開けられないカンヌキ方式にしました。


逆に子供が閉じ込められるおそれもありますが、3歳くらい(簡単な話が通じるくらい)であれば問題なさそうです。

とはいえ、トイレ内で人が倒れたときなど外から開けられないので全くおすすめできませんが、今に自分にとっては開けられるストレスの方が強くてこのようにしています。

もう少ししたら開けようとすることもなくなると思うので、これを外からも開けられるような方策を考えたいと思います。