タタミに首ったけ

畳大好き

最近、設計していても畳の部屋が求められることはかなり少なくなりましたが、我が家では以前から畳は無くてはならない存在です。
今までは夏はサラッとしていて、冬はヒヤッとしなくて、傷んでも交換が簡単というのが主な理由でしたが、岳が来てからは防振効果と吸音効果にも助けられています。

元々LDKの続き間として和室があるのですが、友人の子が遊びに来ておもちゃを投げまくるのを見てリビングスペースにも敷畳を敷くことにしました。
そもそも部屋全体がLL45対応のクッション付きフローリングなので、下階への軽量音についてはそれほど心配する必要もないのですが、やはり室内にいてもガンガン音が響くのは精神衛生上よろしくありません。
岳は寝たまま自分の踵を床に打ち付けるのが好みなようで、畳があるとないのでは気分的に大きな違いがあります。

衝撃吸収以外でも、畳は藁床でもスタイロ芯でも500Hzから1kHzあたりの吸音がよく、泣き声や叫び声も程よくマイルドにしてくれます。
また、オムツ替えのときなど畳に直接置いてもまあまあ柔らかいので心理的罪悪感が軽減されます。

デメリットとしてよく言われるのはダニがわきやすいというのがありますが、南西に面したリビングで藁床を11年使ってましたが特にダニの被害にあったことはありません。
布団敷きっぱなしとか北の湿気の多い部屋とかで使っていると温床になる可能性は高いと思います。
また、水気のものをこぼしても、ある程度は撥水するのですぐ拭けば被害は限られますが、知らぬ間によだれが滝のように流れていることがあるので、これはある程度染み込んでも仕方ない部分です。
ですが、何と言っても交換が簡単なので汚れに対しても鷹揚な気持ちでいられます。

畳で遊ぶ

最近では座ったりつかまり立ちも始まってますが、転んだときもフローリングに頭をぶつけるよりはだいぶマシな感じがします。
今後もきっと畳は何かから救ってくれるような気がします。

※ちなみに、畳は防音効果という点ではそれほど優秀ではありませんので、あくまで衝撃吸収と吸音のみ期待してください。